あたいの ジャパン・ヴィンテージ 四天王
うちが こよなく愛するアコギ十数本の中で、
若い子たちが騒ぐ「鳴り」について、アコギを評価する にあたり、
その議論には、大いに異論が ありますけどぉ、
その所謂「鳴り」だけで アコギを評価されては 実は困るんですけどぉ、
当然 「鳴り」も凄い うちのアコギの四天王は、
Gibson、Martinにヒケはとるけれども、決して負けてはいないアコギです。
何れも ヴィンテージと称されるアコギで、しかも それなりに旧いものです。
まず 旧いばかりで、余り大したことのない このYAMAHA FG252ですが、
オール合板の OOOサイズ、裏板がカッコウだけの3Pです。見るからにヤスケないツクリで、
サウンドホールの表板を見れば すぐに合板だと分かるんですけれども、
これが あの噂の「オレンジラベル」の底力を発揮すると怖いのです。
皆さま 御期待の「鳴り」は とんでもありません。弾き始めると 「デカい❗️」って思うほど、
この小ぶりなツクリの何処から鳴るのか 不思議に思われることでしょう。
少々 軟弱な「弾き応え」感には 不満が残りますが、弾き語り用には ベストな軽いタッチで
「バク鳴り❗️」してくれるので、下手なAMPは 必要ありません。
PUよりも、唄っている コンデンサ マイクで拾ってくれる音でも OK❓と思わせてしまいます。
現在 6弦 12F 2mm で パイプ型トラスロッド余裕ありです。わたしのセカンドギターです。
弾き応えは 弱いと申し上げましたが、それは 「弾き易い」と云うことでもありましょう。
YAMAHA音色が 花盛りの音色です。半世紀前のアコギだとは思えません。
抜群の 安定感と ハイコードの弾き易さがありますので、主に作曲用に用いています。
1973年頃の個体でしょうか?
純日本製。
わたしが アコギを 始めた頃のものです。
YAMAHA LL6JS です。最近の LL6AREと同一視しないで下さいませ。
TOP単板以外 裏側板は合板です。20数年前のものです。充分に 経年変化による板の乾燥が
程よくゆきわたり、芳醇な音の発し方は とんでもないレベルです。
わたしのライヴのメインアコギとして、現役です。
どう考えても 「鳴り」が 半端ないです。そして、ローズウッドなんか 使ってるの?って 錯覚してしまうほど 高音、低音のレンジが力強いのです。
そして、何と云っても これも「弾き易い」こと この上ないのです。
ステージの上で 無理して プレイすることは ありません。
か〜るく 弾けちゃうんです。試奏で LL16、LL36は しょっ中弾いていますが、
ハッキリ申し上げて、LL26同等以上だと 断言いたします。
うちが 金持ちだったころのモノです。
1990年代 後半。
出た〜‼️
ヴィンテージの中のヴィンテージ、レジェンドと云っても良い、
そのカリスマ・ヴィンテージ「Blue Bell」です。「W−200」。
最近 入手して、6弦 12F 2.3mm に リペア。あと ブリッジピンを換える予定です。
ペグが やや難色を示しますが、チューニングする時も これ 味があるので、ペグは換えません。
ザックリ云えば、ブルーグラス向け機種ですが、現在は、ソロギター向けにヴァージョンアップいたしました。「下位機種か!」だなんて バカにしたことを云ってはいけません。
富士弦さんや 木曽鈴木さんの実力を知らないで このギターを触ってはなりません。
うちは これを 初めて鳴らした時 眩暈しました。
その 鈴なり音は Martinと競うにも分野が異なり、Gibsonと競う分野では 勝ち誇れるかもしれません。凄い‼️‼️ これを「爆烈音‼️」と云います。但し、余りに美しい鈴なり音です。
もう これは 何方であっても ピックを 6弦から1弦にダウンするだけで、貧血で倒れても知りません。
40年以上も前の モノですが、高級アコギと 遜色ない音色には まいります。
どこまでも オタク世界のアコギだと云わないで下さい。
18日(金)のライヴでは これでステージに立ちます。
これも1970年代のものでしょう。純日本製です。
↓ 下の写真は ただいま せっせとリペアの真っ最中です。
Headway HCD18 10数年前のアコギです。これは 100本に1本くらいの割合で当たるくらいの 個体が実に 素晴らしかった。
ほとんど 上のBlue Bellに似通った性質を持ちますが、初心者向けエントリーアコギの扱いだったはずですが、これは 何を間違ったのか、中級者・上級者にも 「これお高いんでしょう?お幾らでしょう?」と云わせしめる 極上の逸品です。
ジャパン・ヴィンテージとは チョットことなるかもしれません。しかしHeadwayに対する
リスペクトもありましょう。
10年前以上のモノでしょう。
↓ これは以前に ご紹介しました 寺田楽器製 ELDEGAS Made in Korea、 Canada育ち、帰国子女。
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ざっくりと 俯瞰してみて、これらの四天王は、「良い合板こそ よく鳴る」という真実です。
単板は 育て上げるのが難しいです。
もちろん、2本、総単板のアコギを持っていますが、極めて良く鳴る1本は 意外なブランドです。
発音のバランスが非常に良いです。これには購入後3年を要しました。
総単板が 理屈抜きで良いと思っていらっしゃる方々は 安価な逸品をご存じないのでしょう。
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